2012年1月30日月曜日

内村航平、吉田沙保里、なでしこジャパン…2012年ロンドン五輪の注目競技と選手|「不動産投資と旅」現役大家さん、現役投資家の生の声を聞かせます。

週刊ダイヤモンド 

2012年ロンドン五輪の注目競技と選手
内村航平、吉田沙保里、なでしこジャパン…
金メダルに最も近い日本人は誰だ?

7月27日開幕! ロンドン五輪の17日間
スポーツファンにはたまらないオリンピックイヤーがやってきた。7月27日から8月12日までの17日間、ロンドンを舞台に第30回夏季オリンピックが開催される。

日本選手は、いくつメダルが獲得できるのか、どんな活躍を見せ新たなヒーロー・ヒロインは生まれるのか。開幕が近づくにつれ、そんな興味が膨らんでいくはずだ。

ロンドン五輪では26の競技が行われる。日本は球技など予選で敗退した場合を除いた全競技に出場する予定。300人あまりの選手を送り込むことになるだろう。もっとも2011年末現在、代表に内定しているのは14の競技の1チームと個人競技35人に過ぎない。

五輪はアスリートにとって最大の目標。早めに代表を決めて、十分な準備をして臨むものと思われがちだが、実際には直前に代表を決定する競技が� �い。たとえば競泳は4月に行われる日本選手権が代表選考会だし、陸上競技に到っては、6月に予定されている日本選手権でほとんどの代表が決まる。

また、男女バレーボールはワールドカップで五輪出場を決められなかったため、5月の世界最終予選に出場権をかけて臨むし、アジア予選で敗れた男女ハンドボールは4月、女子バスケットボールも6月の最終予選に出場の望みを託す。日本選手団の陣容が決定するのは、五輪開幕の1ヵ月ほど前なのだ。

実績のある選手は直前の代表選考会に向けて調整し、代表に決まったらその勢いを五輪本番で発揮しようとする。また、直前になってぐんぐん実力を伸ばす選手が出てくる可能性もある。そうした逸材を見逃さないためにも直前決定方式をとる競技が多いのだ。

ともあ� ��現時点で、活躍が期待できる注目の競技・選手をあげておこう。

金メダル最右翼は男子体操・内村航平と
女子レスリングの小原、吉田、伊調か

すでに代表が内定している選手で、まずあげられるのが体操の内村航平だ。世界選手権は個人総合で3連覇中。得意種目はゆかだが、それ以外の種目でも難度の高い技を安定してこなす。しかも、空中姿勢と着地の美しさには定評があり、ライバル国の有力選手たちも「個人総合では内村に勝てない」とさじを投げているほど。

よほどのアクシデントがない限り、内村が個人総合で金メダルを獲るだろう。また、種目別でもゆか、鉄棒、平行棒でのメダルが狙えるし団体総合のメダル獲得も有望。複数のメダルを持って凱旋することになりそうだ。

体操では、まだ代表に内定していないものの、昨年の世界選手権で個人総合とつり輪で銅メダルを獲得した山室光史、跳馬で銅メダルを獲った沖口誠も活躍が期待できる。こうした� �力者が揃う団体総合では中国と金メダルを争うことになるはずだ。

代表内定者でもうひとり、忘れてはならないのが陸上・ハンマー投げの室伏広治だ。アテネ五輪で金メダル獲得。北京五輪は5位入賞に終わったが、昨年8月の世界陸上では優勝し王座を奪回した。ちなみに、この時の年齢は36歳325日。

これは世界陸上の同種目金メダル獲得最年長記録である。ロンドン五輪は37歳で臨むことになるが、技術的には世界最高の域に達しているし、肉体的な衰えも見られない。五輪での2個目の金メダルも手の届くところにある。

日本のメダル量産種目・女子レスリングは暮れに行われた全日本選手権で3人の五輪内定者が出た。48キロ級の小原日登美、55キロ級の吉田沙保里、63キロ級の伊調馨だ。ご存じの通り吉田は世界で無敵の� ��さを誇る。世界選手権は7連覇中。五輪もアテネ、北京と連覇しており、ロンドンでは3連覇に挑む。伊調馨も吉田同様、アテネ・北京と連覇している同級の女王だ。

08年に一度引退したため、世界選手権の連覇記録は途絶えたが、現役復帰した10年には復活優勝。やはりロンドンで3連覇を目指す。

また、小原は初出場だが、金メダルを十分狙える実力者だ。もともとは51キロ級の選手だったが、五輪種目に同階級がなかったため、55キロ級に階級を上げて五輪に挑戦してきた。が、55キロ級には吉田がいて、その壁に阻まれてきたのだ。

そこで今回、48キロ級に落とし五輪キップを手にしたというわけである。世界選手権では8度優勝しており、スピードや技の切れは世界でもトップ。実力があるのに五輪に出場できなかった悔� ��さがある分、今回にかける強い思いがあるはずで、金メダルを獲得する可能性は高い。

なお、もうひとつの72キロ級には浜口京子がいるが、世界選手権で敗退し、5位までに与えられる五輪出場権を逃した。2月に韓国で行われる大陸予選を兼ねたアジア選手権に3度目の五輪出場をかけて臨む。

注目度ダントツなのはやはり
なでしこジャパン

ここまで五輪内定組で活躍が期待できる選手をあげてきたが、彼ら以上に注目を集めるのはサッカー女子日本代表・なでしこジャパンだろう。W杯で優勝するという快挙を達成し、一躍2011年のスポーツ界の顔となった選手たちが再度世界に挑戦する。誰もがワクワクして試合に注目するに違いない。

FIFAランクはW杯時よりひとつ上がって現在3位。だが、五輪アジア予選で苦戦をしたように、女子サッカーでは各国のレベルに大きな差はない。そのうえW杯優勝で日本はマークされ研究もされるはずだ。そのなかで勝ち上がるのは並大抵のことではない。

ハラハラドキドキの試合が連続するに違いない。もっとも、なでしこジャパンも代表入りを目指す若い有望選手が数多くいて、その激しい競争によってチームはさらに� ��化するだろう。強化が順調に進めば、再度世界の頂点に立つ可能性も出てくる。

なお、男子サッカーの方はアジア最終予選が続いており、日本は現在Cグループの首位にいる。次戦のアウェー・シリア戦に勝てば、五輪出場に大きく前進する。世界に通用する選手は多く、伸びしろもあるチームだけに出場できれば上位進出も期待できるだろう。他の球技では女子バレーに最終予選突破の可能性がある。

日本のメダル量産種目
柔道と競泳はどうか

前回の北京五輪で日本は金9、銀6、銅10の計25個のメダルを獲得したが、量産した競技は柔道と競泳だ。柔道は金4、銀1、銅2の7個、競泳は金2、銅3の5個である。まだ内定は出ていないが、五輪に出場し活躍が期待できる選手をあげておこう。

柔道男子では90キロ級の西山大希。8月の世界柔道(パリ)で銀メダルを獲得し、暮れのグランドスラムでは優勝した。重量級では安定して好成績を残す選手だ。女子は48キロ級の浅見八瑠奈、63キロ級の上野順恵、78キロ級の緒方亜香里の3人が世界柔道でもグランドスラムでも強さを見せた。五輪でのメダルも有望な選手たちだ。

競泳の注目選手は、やはり北島康介。五輪時は30歳になるが、2011年7月の世界水泳・200メートル平泳ぎでは銀メダル、100メートルでは4位に入っており、衰えは少しも感じさせない。実力者だけあって五輪イヤーにはさらに調子を上げるはず。金メダル2個を獲った北京の再現を期待したい。

世界水泳の結果から見ると男子では入江陵介、松田丈志、藤井拓郎、堀畑裕也、女子では金藤理絵がメダル有望選手として浮上する。背泳ぎの入江は200メートルで2位、100メートルで3位、バタフライの松田は200メートルで2位、藤井は同じくバタフライの100メートルで5位、堀畑は400メートル個人メドレーで日本記録を出して3位に入った。また、金藤は200メートル平泳ぎで5位。調整がうまく行けば五輪でもメダルに手が届くかもしれない。

トランポリン、テニス…
日本ではマイナーな競技に有望選手も

北京五輪ではフェンシング・フルーレで太田雄貴が銀メダルを獲得して、一躍注目された。太田は今回も活躍が期待できるが、今回もマイナー競技に光を当ててくれそうな選手がいる。トランポリンの伊藤正樹だ。11月に行われた世界選手権で銅メダルを獲得。

跳躍の高さと美しい空中姿勢、技のキレは世界でもトップクラスで、その実力は世界でも認められていたが、世界3位の自信でさらなるレベルアップが望める。加えてイケメンでスターになる要素は十分。メダルに手が届けば注目を集めることは確実だ。

また、テニスの錦織圭も注目したいひとり。11年シーズンは世界ランクを日本人男子最高の30位まで上げただけでなく、11月に行われた世界ツアー競技・スイスインドアで世界ランク1位のジョコビッチ(セルビア)を 破る大金星をあげ準優勝した。伸び盛りの22歳。試合に完調で臨むことができれば、メダル獲得の可能性も出てくる。

現在、実力者は本番に向けて着々と調整をし若手は飛躍を期して厳しい練習をこなしている段階。その成果は夏のロンドンで出る。

(スポーツライター 相沢光一)

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